少し前のことになりますが、さる9月22日、第23回秋田100キロマラソン・・・正式名称「北緯40°秋田内陸リゾートカップ100キロチャレンジマラソン」(長!)に出場し、制限時間内で完走することができました。
実は私、フルマラソンに初挑戦したのがわずか1年前でしたので、100キロマラソンはちょっと無謀かなと思うところもあったのですが、無事に走り切れて何よりでございました。
(関連サイト)
>> 秋田100キロマラソン
ところでこの秋田100キロマラソン、山間部を通るようなコースになっており、前半は最高標高地点に向けて上っていく、後半は、データ上は下り基調ながらも、実際には険しいアップダウンが続くという、何とも過酷なものでございました。

特に、最高標高地点となる第8エイド(約42km地点)直前には、斜度7%もの上り坂が行く手を阻んでおり、さすがに思わず歩き出してしまいました。
(この激坂の手前に、私設エイドを出して選手みんなにコカコーラを振る舞って下さる方々がいらっしゃいました。まことにありがたいことでございます。
ここ以外でも、公設・私設問わず、エイドステーションの皆様まことにありがとうございました。)

何とかこの坂を越え、第8エイドを過ぎると、第9エイド(約50km地点)までのおよそ8kmは、ズドンと下ることとなります。
そしてその後も、何だかんだいって下り基調なんだから少しは楽になるかなあなどと淡い期待を抱いておったのですが、しかし実際には、前述のとおり険しいアップダウンの連続で、かなり大変な思いをいたしました。
特に70kmを過ぎたあたりからは、足の太ももやふくらはぎがつりそうになり始め、騙し騙しでなければ足を進められないような状態になってしまい、そこに容赦なく上り坂が現れるなど、かなり過酷さを極めることとなりました。
こういう辛い状況に陥った場合ときのための良い言葉がございます。
「足を一歩進めれば、ゴールが一歩分近づいてくる。」
とにかく、足が本格的につらない限りは、いずれゴールはできるはず、タイム的にはまだ大丈夫なんだから、行けるとこまで行ってみようと、自らを奮い立たせます。
・・・が、90km過ぎあたりから現れたこの起伏には、さすがに参りましたね、もう、チョーげんなりでした(笑)。

必死の思いで、この最後のアップダウンを超え、最終エイドステーションを過ぎると、あとは残り3km、町中を通ってゴールを目指すのみです。
沿道では、カーステレオ(かな?)で大音量で「負けないで」を流してる方がいらっしゃり、思わず涙が出そうになります。
ゴール近くの商店街では、ゴール目前に迫った選手の名前を放送してくれ、また町民総出で応援してくれます。
と、ここで事件(?)発生。
赤信号で止められます(笑)。
実は、もうこの時点で制限時間ぎりぎりな感じ(実際には歩いても間に合うほどの余裕はあったのですが・・・)だったので、実にヤキモキとさせられました。
・・・とまあ、こんな感じで、なんだかんだで制限時間のおよそ5分前にゴールをすることができました。
完走証は、秋田杉で作られた、何とも立派な感じのものでございました。

あと、この秋田100キロマラソンでは、途中北緯40°線を超えるので、その場所で記念撮影するためのゲートもありました。(だいたい65kmあたりの地点です。)
いろいろと選手を楽しませて下さり、過酷さの中にも楽しさのある大会でした。

というわけで、100kmマラソンの大会自体は無事に乗り越えることができたのですが・・・なぜかその後、急性腸炎のような症状を発症しまして、症状が改善せぬまま今日に至っております。
あと2週間もすると次のマラソン大会があるので、それまでに体調が回復しさらに走れる状態にまで戻せるか、ちょっと心配な今日この頃でございます。